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最後は言い方―これだけでチームが活きる究極のスキル

出版社/東洋経済新報社
著 者/デビッド・マルケ
お友達の橋口君が薦めてくれた本。昨年のうちにざっと読んでいたのですが、レビュー書いてなかったので、研修で活用することも考えて整理してみました。基本的には組織の心理的安全性をどのように担保していくのか、そのヒントが書かれています。

<学びのポイント>
リーダー自身がマネジメントにおける前提というか価値観を見直す必要があります。それが6つのポイントで整理されています。
①時計を支配する(間違いそうだと思ったらすぐに中断できるようにする)
②メンバーと連携する(誰もが意見をいいやすい環境、異論を積極的に受け容れる)
③責任感を自覚して取り組む(自分の考えを押しつけるのではなく、自分事として捉えさせるようにする)
④事前に定めた目標を達成したら区切りをつける(勢いのまま続行させない)
⑤成果を改善する(ミスを問うのではなく、良い方向に伸びるように問いかける)
⑥垣根を越えて繋がる(全方位的に関係者に目をやり、気にかける、胸襟を開く)

それぞれにおいて具体的ば場面を引用した、適切な「物言い」を解説しています。
また考える仕事は「青ワーク」、実行するのは「赤ワーク」として、それぞれの進め方の違いも解説した上で、
使う(投げかける)言葉を選ぶようにしています。バランスも必要です。

個人的には、心理的安全性のある組織づくりについて、視野が広がったような気がします。
やはり大前提となる考え方を変えていかないと、先に進みませんね。
情報量が多いので、読み込むのに時間はかかりますが
その分、すぐに使えそうな内容も満載ですので、オススメします。