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ビジョナリーカンパニー

出版社/日経BP社
著 者/ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス
経営者でなくても、自社にコミットしている人であれば、必ず「いい会社をつくりたい」と思うはずである。その「いい会社」とは何かを考える上で、参考になる書籍です。「ビジョナリー・カンパニー」とは、優れたビジョンを持ち、同業他社からも尊敬される、卓越した企業のことを指します

<学びのポイント>
●ビジョナリー・カンパニーの創業者は、売れる商品やサービスをリリースすることよりも、ビジョナリー・カンパニーといわれる会社になることに重きをおいている。究極の作品は会社である。
●ビジョナリー・カンパニーの経営者はカリスマとは程遠い人物である。
●ビジョナリー・カンパニーの根底にあるものは「基本理念を維持しながら、進歩を促す」
●そのためにビジョナリー・カンパニーは行っていることは次の5つ
①社運を賭けた大胆な目標を持つ
②カルトのような文化を持つ
③大量のものを試して、うまくいったものを残す
④生え抜きの経営陣を持つ
⑤決して満足しない

個人的に印象に残ったのは、カルトのような文化を持つという点で、ビジョナリー・カンパニーは、誰にとってもいい職場であるとは言えないこと。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことを明確にしているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少ないことでした。