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ハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダー

出版社/翔泳社
著 者/マイケル・ワトキンス
主要顧客某社で人事異動がありました。旧知の方より異動のご挨拶メールを頂戴しまして、新天地での職場変革や成果創出への意気込みを感じました。昔からよく「異動してから最初の3ヶ月(90日)が勝負」とよく言われます。この期間をどう乗り切るかで今後が決まるということですが、では3ヶ月(90日)の間にやるべきことはどういったことなのか? リーダーのキャリア移行を支援する著者が、新任管理職がおさえておくべきガイドラインをレクチャーしています。

<学びのポイント>
・組織運営において必要な知識を、誰から(どこで)どのように学べばよいかを把握する
・自分の置かれた状況を把握しそれに合った戦略を立てる。
・新しい上司と積極的、継続的に会話して信頼関係を築く。
・短期的に成果がでるような案件をつくり、メンバーと協働で取り組む
・組織構造の4つの要素(戦略的方向性、構造、コアプロセス、スキルベース)を分析する。
・メンバーの強みを引き出し、それに合った仕事を与える
・ビジョン達成に向けてのキーマンを見極め、巻き込むためのシナリオを立てる
・自己管理に日々取り組む。

個人的に大事だと感じたのは「新しい上司との関係構築」です。新天地では、慣れないことやわからないことも多く最初は”手探り状態”が続くと思います。そんな状況で、どこで勝負をかければいいか、メンバーにどんな働きかけをすればいいか、それを俯瞰的に判断できるのはやはり上司です。マメな「報・連・相」で信頼関係を築き、自分の見方(後ろ盾)にすることは必須かと思います。またマメな報・連・相によって、上司の方針や判断基準も早期に理解できるので、チーム方針や優先順位へのズレも少なくなり、結果としてとるべきアクションにムダが少なくなると思います。上司をいかにして取り込むか、スタートダッシュで時間をかけたいところです。