ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 ✕ ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 出版社/日経BP社 著 者/ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス 世界的なベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』の続編。本編は「良い企業」が「偉大な企業」になるためのプロセスを追求した1冊<学びのポイント>●「そこそこ良い実績」から「偉大な実績」を上げた企業には、次の6つの点が他の企業とは違っていた。①「偉大な企業」へ飛躍した企業は全て、転換期に「第5水準のリーダー」―― 個人としての謙虚さと、職業人としての意思の強さを併せ持つ人物が活躍している。②偉大な企業へと導くリーダーは、「誰を選ぶか」をまず決めて、その後に「何をすべきか」を決める。ビジョンも、戦略も、組織構造も、適切な人材を選んだ後に考える。③飛躍した企業は、自社が置かれている厳しい現実を直視する。それゆえ、正しい決定を下すことができる。④人は、「狐型」(複数の目標を同時に追求し、複雑な世界を複雑なものとして理解する)と、「針鼠型」(複雑な世界を基本原理で単純化し、全ての行動を決める)に大別できる。飛躍した企業の経営者は、全員が「針鼠型」である。⑤飛躍した企業は、確立した単純明快な原則を守り、それに合わないことはやらないなど、「規律の文化」を築いている。⑥飛躍した企業は、技術の流行に乗らず、自社に合う技術を慎重に選ぶ。そして、その分野の技術の利用で先駆者となる。個人的には、誰を選ぶかが先で、その後に何をすべきかを決めるということ。適切な人を選べば、動機付けや管理も必要がなくなるということです。 ビジョナリーカンパニー ✕ ビジョナリーカンパニー 出版社/日経BP社 著 者/ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス 経営者でなくても、自社にコミットしている人であれば、必ず「いい会社をつくりたい」と思うはずである。その「いい会社」とは何かを考える上で、参考になる書籍です。「ビジョナリー・カンパニー」とは、優れたビジョンを持ち、同業他社からも尊敬される、卓越した企業のことを指します<学びのポイント>●ビジョナリー・カンパニーの創業者は、売れる商品やサービスをリリースすることよりも、ビジョナリー・カンパニーといわれる会社になることに重きをおいている。究極の作品は会社である。●ビジョナリー・カンパニーの経営者はカリスマとは程遠い人物である。●ビジョナリー・カンパニーの根底にあるものは「基本理念を維持しながら、進歩を促す」●そのためにビジョナリー・カンパニーは行っていることは次の5つ①社運を賭けた大胆な目標を持つ②カルトのような文化を持つ③大量のものを試して、うまくいったものを残す④生え抜きの経営陣を持つ⑤決して満足しない個人的に印象に残ったのは、カルトのような文化を持つという点で、ビジョナリー・カンパニーは、誰にとってもいい職場であるとは言えないこと。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことを明確にしているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少ないことでした。 プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか ✕ プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか 出版社/ダイヤモンド社 著 者/P・F・ドラッカー マネジメントの神様、P・ドラッカーの著作の中から、個人の生き方、働き方に関する論考を抜粋してまとめた一冊です。<学びのポイント>●今後ホワイトカラーが成果をあげるには以下の3つのポイントが大事である。・目標とビジョンをもつ・神々が見ていると考える・新しい仕事が求めるものを考える●物事を成し遂げる上で大事なことは自身の「強み」を知ること。●成果をあげるための秘訣は「集中」。●真に意味のある仕事に集中するためには、生産的でなくなった仕事を捨てる、そのために仕事を定期的に見直す。●若い頃に在籍した組織が永遠に存続するとは限らない。よって第2の人生、第2の仕事をもつことが重要となる。私的にはやはり「集中」「捨てる」といったことを以前より提言していること。やはり見極めが大事なんだなと改めて感じました。 < 1 2