VIBRANCE

3本線ノート術


出版社: フォレスト出版
著者: 橋本和彦

著者は首都圏で小中学生対象の進学塾を主宰している、その道25年の教育のプロフェッショナルです。この「3本線ノート」シリーズは、当初小中学生の学力向上をねらいとして出版されたものが、ビジネスパーソン向けにも参考になる箇所が多いということで、新たに”大人向け”として書き下されたものです。

3本線ノートとは、3本の線でノートを区切り、そのフォームに従って思考や情報を整理して、精度の高い「インプット・アウトプット」を実現していくというものです。ノート術的な書籍も他に出版されていますが、端的にいうとこの本は、情報整理のカテゴリーに入ると思います。単に情報整理をすすめるだけでなく、情報整理や思考展開のフォーム(ひながた)を修得することによって、物事の取り組みは劇的に変わるということを、事例を引用しながら紹介しており、スラスラと読み進めることができました。確かに「できる人」「頭のいい人」といわれる人には共通点があるような気がします。

著者が「できる子ども」の共通点としてあげているのが ①テストのときなど制限時間内で自分の解ける問題は全て解いてしまうという「時間管理」ができる ②難しい問題を解かなくてはならないときに自分なりの問題解決」の方法をもっている ③生まれて初めて見るような問題さえ、推論や過程を繰り返しては当てはめて、論理的に解いていく「発想」のしかたを知っている という3点です。「時間管理力」「問題解決力」「発想力」の3点は、研修の打ち合わせをしていると、頻繁に出てくるキーワードでもあります。本書ではの3つの力についても、3本線ノートを活用しながらスキルアップしていく方法も具体的に解説がしてあります。

「3本線」はその用途によって若干遣い方は違いますが、総じて、勉強や仕事を進めていく上での「型」が実は重要であることを教えてくれています。「目からウロコ」というまではいきませんでしたが、自分の仕事の進め方を見直すには参考になりますし、何よりノート1冊があれば始められますので、是非、一度読んでみて下さい。お子さんのいる主婦の方にもおすすめです。

Copyright©2010 VIBRANCE Co. All Rights Reserved.