先日、電力会社の研修センターで、貴重な展示物を見せていただきました。
これまでにあった大型災害のときに、先人がどんな対応をしてきたのか
またそのことによって、地域住民の方にどれだけ貢献できたかという内容のものです。
災害時は、電気・ガス・水道の生活インフラが遮断されることが多々あります。
どれも大事ではあるが、電気が停まると、日常生活に支障をきたしますし
なによりも「灯り」がないことは、人々の心に不安な気持ちがくすぶります。
普段の停電でも、電気が開通した瞬間にホッとした気分になることはよくあります。
それくらい、電気が果たす役割は重要ですし、その「不安や不便」を1秒でも早く解消するために
電力会社の方々は、劣悪な工事環境のもと、不眠不休で作業に臨みます。
自然災害なので事前に防ぎようがない、開通して当たり前、やっても賞賛されるわけでもない。
それでも、電力会社の方々は、地域住民の方々の安堵のために
1日でも早く安定した生活を取り戻すために、灯りの下での笑顔のために
その使命感だけで、働いていることを、ひしひしと感じることができました。
こうした使命感を語り継ぐために、新設された展示スペース。
内部だけでなく、一般公開も積極的にしていただきたいものです。